男性受難の時代


お昼時ともなるとコンビには昼食購入のサラリーマンの行列が続く、今時、家庭からの「弁当持参」は珍しいようだ、その上、妻から割り当てられる昼食代は年々削られ、手軽で安価なコンビニ軽食が流行っている。


家庭の中での妻の地位が高まったのに反比例して夫の地位が低くなり、今は男性受難の時代のようにさえ思える、男は家庭では妻や子に奉仕しつつ、職場では締め付けに会い、リストラに怯えながら過労にもめげず、生き残りを掛け、必死で働く。


一体、この日本で、何時の頃から男女の逆転現象が起きたものだろうか。一つは戦後復興期での「重厚長大」の時代から、大量生産・大量消費時代に移行し、産業構造も大衆消費重視の「軽少短薄」へ移行革命があったように思う。


電化製品は、当初は手軽な電熱器程度から始ったように思う、その後消費革命を背に、「電気冷蔵庫」、「電気洗濯機」、「電気掃除機」、「電気炊飯器(電気釜)」、「電子レンジ」、「自動皿洗い機」にまで及んできた。


これらは、昔からの家庭の主婦の重労働、「掃除」・「洗濯」・「食事作り」の「三重苦」から日本の主婦を開放して、女性の家庭での立場も強め、時間的余裕も持つことができて、相対的に女性の地位も向上した、と思う。