「脳内出血」

okamakoto2007-01-31



正月半ばの先日、急に体調を壊し高輪病院に緊急入院し、頭部手術、術後約一週間の入院体験をした、診断書では「慢性硬膜下腫」となっているが所謂「脳内出血」と言う症状だった。


当日、妻が自分の異変に気付き、タクシーで病院に連れて行ってくれていなかったら、そして主治医が脳外科・麻酔医と連携し緊急手術をしてくれなかったら、恐らく今の自分はなかったのではあるまいか。


当日、起き掛けに多少頭が重く、目眩(めまい)症状はあったのだが、何時ものようにご先祖のご仏壇と、正月期間にお飾りしていた天神様にお参りし、妻と朝の散歩に出かけたのである。


天神様は木彫で知られた北陸のI町彫刻家の作で、初めての男子出生とあって母の実家から贈られたものと思う。我が家では毎年暮から正月15日までお飾りするのが慣わしになっていた。


当日正月お飾りの最後の日、「鏡開き」日だった、例年のように天神様を桐箱にお納めして居間の奥の定位置に格納の作業をなんとかやり遂げていた。


それらの行事をし終え、妻と朝の散歩に出かけたのだが、どうにも自分でも足元が頼りない感じで、53段の石段を昇りきった小高い丘にある由緒ある神社に着いた時にはヒリヒリ頭痛もしてくる。


参詣後、坂を降りながらふらふらする自分に妻は異常を察知したらしく、自分に「病院に行こうよ」と何度も言い前の道路のタクシーを止め病院に乗り付けてくれた。