「日本の分岐点」


ここで「起死回生」があるとすれば今度の参議院選挙で「与野党逆転」を実現し、政治に変化を起すしかないだろうと思う。直ぐには無理だろうがかっての民主主義的自由闊達な雰囲気を取り戻す事だ。


今から約半世紀前の1960年(昭和35年)5月ー6月に掛けて若者達を中心に日本中が憤り、そして燃えた。日米安保条約改訂阻止運動だった。アメリ大統領補佐官「ハガティ氏」が羽田空港でデモ隊に行く手を阻止され、大統領訪日は取り止めとなった。


歴史に残る「安保反対闘争」だった、本来ならその時点で内閣総辞職、「片務的日米軍事条約」は期限切れとなる筈だった。然し権力者は居座った、その時の権力者・首相が「岸信介」だった。安倍晋三の祖父である。


親やおじいさんの七光りで出てくる世襲代議士や、宗教団体をバックにする政治家・業界利益代表に「落選」と言う鉄槌を下さない限り、この国に未来は見えてこないように思う。その意味で、10日足らずと迫った参議院選挙は日本の分岐点だ。


(写真は62年前に民間人を巻き込み日米の死闘があった沖縄・「首里城」)