人を「モノ並み」に扱う「市場経済」


最近の若い人たちの働いている職場環境は、時差出勤・パート・アルバイト・派遣社員等の非正規労働者が過半を占め、労働力の「需要」「供給」の関係で働く人は市場経済の中で締め付けられ「モノ」のように酷使されている。


小泉内閣の自由化・規制撤廃・何でもありの緩和策で、働く人も工場の部品並みに扱われ、彼らはジャストインタイム(必要な時間に必要な人員だけが投入される)存在となっているのだ。


最近の新聞報道によれば、特に中小企業の従業員の内で10人の中の1−2人は自殺を考えた事があるという、未来を担う若者達をここまで追い込んでいる今の日本に果たして光明を見出す事が出来るのだろうか。


それにしてもこんな酷い時代は70年余りの人生の中でも自分自身思い当たらないのだ、(戦争中は「天皇陛下の為」という死はあったが、どんな苦しい時でも自殺はなかったように思う)