2005-03-21から1日間の記事一覧

「得るに非(あら)ざれば、用いず」

(勝つ見込みがない限り、軍事力を行使してはならない) 天皇は、後任「総理大臣」に陸軍大臣「東条英機」を任命した。戦争へ突っ走る「軍を抑える」には「毒を制するに毒」との考えで、「東條でしか出来得ない」、と考えたからに相違ない。(その折の閣僚名…

「危うきに非(あら)ざれば戦わず」

(戦争は最後の最後の手段である) 日本が実質的に「対アメリカ戦」を決定するのは昭和16年7月2日の「第2次近衛内閣」での御前会議、「情勢の推移に伴う帝國国策遂行要綱原案」承認の瞬間であった。然し、実際の近衛文麿首相の「本心」は、ここで戦争への…

「尽(ことごと)く、用兵の害を知らざれば、尽(ことごと)く、用兵の利をも知ること能(あた)わざるなり」

(戦争する事によって生ずる弊害を知らない者は、戦争で一体、何が得られるのか、その「損得勘定」が出来ていない、の意) (写真は、皇居前広場から「坂下門」方面を望む)