2005-08-28から1日間の記事一覧

主要国議員の歳費

先ほど引用した、読売新聞社刊「西洋の議会」には主要国の議員歳費の一覧表がある。その中で、最も議員歳費多いのが、実は日本なのである。 円換算で、多い順に記載する。これをどのように読み解くかは、それこそこの国の実態と、将来の「国のありよう」にも…

政治家は「推挙されて」なるもの

さて、スウエーデンの地方議会は夕方4時から開会される事は既に記した、議員は文字通り住民から選ばれ住民を代表している。大体が職域代表である。 夫々の地方で日常的に活躍し、人々から尊敬された人が住民から選ばれて付託されて議員となって出てくるので…

「少数者」への配慮

これは蛇足ではあるが、先般、この国を訪問した折、見聞きした中でこれに類する「多数者の少数者への配慮」の事例の多いのに驚いた事があった。 福祉国家の実態は単なるお題目だけではなく、弱者への気配りや、「譲る」と言う強者の基本的日常思考の中にこそ…

「多数党」が譲る

スウエーデンの合理主義は、1973年9月の選挙で偶数議席が不都合である事が判った段階で、奇数議席にする為議会自ら一議席減に踏み切った事である。 「日本的常識」では、「1議席増」となるであろう処が、議会自らが決断して議員定数349議席としたのであ…

「議員数」削減

一院制への切り替えは、多分に政治的実験、とも言えるもので、この決断の背景には「国民負担の軽減」と言うスウエーデン流の合理主義がある。 それまでのスウエーデン議会には第一院に150名、第二院に230名合計380名の議員がいた、一院制への切り替えに際し3…

「二院制」から「一院制」にした国

世界全体では、凡そ、一院制をとっている国が、約2対1で多いようである。(読売新聞社刊「西洋の議会」から。 スウエーデン議会は長らく二院制を取っていたのを、1971年に一院制に切り替えた歴史を持つ。この国の選挙は比例代表方式で3年に1回、国政と地方…