2006-01-29から1日間の記事一覧

「社会主義者」と「官僚主義者」

兄吉野作造と、弟信次夫婦4人主役ながら、脇役も見事、激動の大正・昭和初期の史実を基に、芝居では今の混迷を極めている日本の状況とも「合い鏡」の如く実に考えさせられる作品であった。 共に東大トップの秀才兄弟、兄は民本主義思想家・学者として進歩的指…

久し振りの芝居

実はこれも「親友のおかげ」と言うべきだろう、先週、実に久し振りに妻と芝居を観劇した。新宿「紀伊国屋ホール」での井上やすし原作「兄おとうと」である。 芝居と言うのは随分以前に、前進座大河原伝次郎の、確か「播随院長兵衛」と言ったのを観て感心した…