民営化万能で良いか


現在小泉―竹中ラインで、「民営化」が、さも「万能の方策」であるが如くに喧伝され実行されようとしている。その事に大いなる疑問と懐疑で見ているのだが、最近「昭和の日本の働き蜂(自分達世代も含め)」が営々と築いて来た成果物が、資本の論理で相次いで易々と「ハゲタカ外資」の手に移っているのが気になっているからである。


かって「ワンマン道路」といわれた「箱根―大磯有料道路」も既に外資会社の手に移ってしまったと聞く、「道路公団も民営化」し、「郵政3事業」も何としても民営化するのだと張り切っている人がいる。何のためだろうか。50年100年後のことを考えたときに、いや、今の調子では20年後さえも危ないように思う。日本の大事な生命線が外資の手に渡ってしまった、と想像するのは果たして杞憂にすぎないのだろうか。