NHKの沿革

元々NHKは「東京放送局」として1925年(大正14年)にスタートし、現在は国内ラジオ3波・テレビ地上波2波・衛星3波、海外向けにはTVを含め、22ヶ国語での放送を行っているとのこと。NHKがそのホームページで「80周年」を誇示しているが、戦時中の「大本営発表」を含め「ラジオ放送開始の日」からの期間を指しているようだ。

NHKは、国からの出資は一切受けていない特殊法人として政府からも独立した組織である。従って国民全体の財産と言えるもので、「公共放送」であっても「国営放送」ではない。ただ、NHKの事業予算と、経営委員の任命だけは国会の承認が必要となっている。その事が今回「番組」「編成方針」までも政府・与党に「お伺いを立てた」と疑われる事態を招いている背景にある。