「戦い勝ちて、天下善なりと言うは、善の善なるものに非ざるなり」

(世間から誉めそやされる派手な勝ち方は、優れたやり方とは云えない)


「大勝利」に、どのような「落とし穴」があったのか。先ずハワイで奇襲当日、攻撃目標の米航空母艦が、総て出払っていて、撃ち損じてしまったのである。半年後に後日「天下分け目の海戦」と言われる「ミドウエー海戦」でこれら空母から発進した航空機で日本海軍の主力艦隊は壊滅的敗北を喫したのである。


後日判明した事は、アメリカは既に日本側の暗号を総て解読済みで、開戦日、攻撃日、航空艦隊のハワイへ向っている状況も総てルーズベルト大統領の耳にまで届いていたのだと言う。