2005-03-19から1日間の記事一覧

失態

2番目の「落とし穴」はこの奇襲攻撃でアメリカの日本に対する「対抗心」を一挙に盛り上げ「挙国一致体制を組ませたことである。これを更に決定的にしたことが3番目の日本側の「落とし穴」だった。予め手渡されている筈の「対米宣戦布告書」が、駐米大使館…

「彼を知り己を知れば、百戦して殆(あや)うからず」

(敵の実情を知って、自分自身をわきまえて闘えば、何度闘っても危険はない) 奇襲を遡る事12日前の11月26日に、千島択捉島沖に密かに集結した日本海軍の連合艦隊及び南雲大将指揮下の「航空艦隊」は「無線を封鎖」してハワイに向け航海、予定通りに無事作戦…

「戦い勝ちて、天下善なりと言うは、善の善なるものに非ざるなり」

(世間から誉めそやされる派手な勝ち方は、優れたやり方とは云えない) 「大勝利」に、どのような「落とし穴」があったのか。先ずハワイで奇襲当日、攻撃目標の米航空母艦が、総て出払っていて、撃ち損じてしまったのである。半年後に後日「天下分け目の海戦…

「兵は詭道なり」

(戦争は「心理的駆け引きで、先ず不意を突いて攻めて、我が軍の優勢化を図る」ことが大切である) 「孫子の兵法」を基本通りに実行し、緒戦に大勝利したのであった。日本の特殊潜航艇及び空母から発進の183機の航空機による果敢な攻撃で、米太平洋艦隊の主…

真珠湾奇襲

アメリカ・ハワイ島「真珠湾」の米太平洋艦隊への日本軍の奇襲攻撃で「太平洋戦争」が始った。昭和16年12月8日午前3時20分、(ハワイ時間は、7日午後1時20分),湾内には7隻の敵連合艦隊の主力戦艦を始めとした艦隊がひっそりと停泊していた。