「秀才」で良いのか


昨日の稿で、日本の敗戦時に重要な役割を果たした3人の方を見たのであるが、彼らは確かに優秀であった事には相違ないだろうと思う、然し、彼等には「自分こそ選ばれているのだ」と言う、思い上がりと言うか「優秀だ」と言う自意識が過剰で、結果的には暴走し、日本を破滅させた、と考えているのだが如何だろうか。


3人の中では岸信介氏がその典型だと思う。A級戦犯で片方では「絞首刑を執行され」て、責任を全うし、一方で、岸氏は約2年後に出獄して7年後日本のトップ総理大臣にまで登りつめているのである。同じ敗戦国のドイツでは、ナチスの過ちを繰り返さない為に、その残党を今も追い続けている、彼等から見ると、とても想像もつかない「異様な国」であるに違いない。