2005-03-28から1日間の記事一覧

「将とは、智・信・仁・勇・厳なり」

(指導者として具備すべきは、冷静な智力、信頼、思いやり、勇気、厳格さである) このシリーズで、下記の書籍を参考にさせて頂きました。中村隆英著 「昭和史1・2」 東洋経済新報社刊 猪瀬直樹監修 「目撃者が語る昭和史太平洋戦争①」新人物往来社刊 森山…

官僚制度

日本では旧軍隊の悪しき制度が「官僚制」の中で脈々と生き続け、むしろ生き続けるだけでなく強化されつつあるように思う。 司馬遼太郎さんが、昭和時代は「魔法使いが日本という森に魔法を掛け【魔法の森】にしたのではないか」、と仰っているのだが、「魔法…

「秀才」で良いのか

昨日の稿で、日本の敗戦時に重要な役割を果たした3人の方を見たのであるが、彼らは確かに優秀であった事には相違ないだろうと思う、然し、彼等には「自分こそ選ばれているのだ」と言う、思い上がりと言うか「優秀だ」と言う自意識が過剰で、結果的には暴走し…

指導者とは

勿論、社会に出てから、その「要領の良さ」も大事な場合もあるが、指導者としてそれだけでは不十分と言わねばならない。指導者には人間としての広い視野、部下への包容力、洞察力、正義感、道義感等々、本質的な人間的素養が大事だと思うのだ、一片の試験制…

記憶力勝負

そもそもその「暗記力」というのは一種の技術、テクニカルなものではないかと思っている、今はあるのかどうか知らないが、昔、旺文社から出ていた「傾向と対策」と言う本があって受験生には重宝がられていたものだが、多分、今の社会はもっと専門的になって…

出世コース

昨日まで見たように、昔の軍部も今の官僚も組織の上では全く変わってはいない。「キャリア組」と「ノンキャリ組」は、日頃、「ジェット機」と「鈍行列車」に例えられたりする。その違いは出身学校と、国家試験に合格したかどうかで決まる。 出身学校や国家試…