「所得倍増」池田内閣誕生


11月20日の総選挙を前に12日、NHKで日本最初の「三党テレビ・ラジオ討論会」が開かれた。アメリカの大統領選挙に倣ったものだが、4日後、引き続き2回目も開かれた、争点は「安保・暴力・経済政策」で、国民の関心も高く、全国で2000万人が聴視したとの調査結果が出ている。


池田は「安保の後」の課題は「経済問題だ」とした。国民に「所得倍増論「月給2倍論」をキャチフレーズとして局面転換を計ろうと試みたのである、これは国民に強い印象を与え見事に成功した。11月20の総選挙では自民党が296議席を得て勝利した一方、社会党は23議席延ばし145議席となったがものの民社党が40から17に激減し、野党合わせても3分の1の壁は敗れなかった。