主権者意識


給与所得者は天引きで「源泉所得税」を納付している、だから「税金は取られるもの」との意識があっても納税意識はない。給与支給者(会社・事業所・役所等)に天引きを義務付けているからだが原則は申告納税である。


源泉徴収制度」は、敗戦後GHQの要請で来日したアメリカのシャープ博士の提案による制度だが日本に定着し、日本では最も徴税しやすい制度となっている。反面、税率を上下する事で増減税が読めるので徴税者の立場では手間もかからず重宝なのである。


反面納税意識は個々人には余り意識されない、税金の使い道についても余り関心がない、申告所得者ほどのこだわりがないから格好の増税ターゲットになるのだろう。