歪められていく税制

okamakoto2005-05-24



本来税は国の仕事の中でも最も「神聖な領域」に属する仕事である。従ってこの分野は税務行政(テクノラート)に委ねられていて、滅多な事では政治家が直接くちばしを入れる事には「はばかり(遠慮)」があった。少なくとも1970年以前まではそのようだった。


政治家が公共工事等で国の予算の配分に口出しをし、更にはそれを主体的に大っぴらに采配するようになったのは田中角栄以降である。日本の政治にはそれまでは、歳出に口出しするのも「はしたない」との認識と政治家としての「良識・節度」もあった。