2005-05-24から1日間の記事一覧

「配分」から「税減」へ

然し、バブルもはじけ「分配」の余地の少なくなった低成長化の時代に入ってきた80年代から、「聖域、税の世界」に政治家が積極的に「政治力」を発揮し出す。政治力で大企業・特定業界への配慮に「気配り」を始めていくのである。「政・官・業」癒着の構造は…

政官癒着の始まり

田中以降、政治の堕落が始った、国の予算の政治家の「恣意的配分」である。公共工事の「政治的か所づけ」、「政治配分」である。その結果「政・官・業」癒着の構造が出来上がった。因みにそれ以降、「首相選出の地元県」の公共工事は急伸するのが常態化して…

政治が行政に関与するのは「タブー」だった時代

荒船清十郎と言う政治家がいた。埼玉県選出の男らしい剛毅な気性の政治家で佐藤内閣当時、初めて運輸大臣に就任し、地元深谷市に国鉄急行の停車することを画策し、彼の政治力で実現した。然し、そのことが「政治家の職権乱用」として問題になり、大臣を辞任…

歪められていく税制

本来税は国の仕事の中でも最も「神聖な領域」に属する仕事である。従ってこの分野は税務行政(テクノラート)に委ねられていて、滅多な事では政治家が直接くちばしを入れる事には「はばかり(遠慮)」があった。少なくとも1970年以前まではそのようだった。 政…