安易な大衆課税依存


昨日5月28日の日経新聞朝刊トップ記事の見出しは「給与所得控除の縮小提言」と、ある。政府税制調査会は来月まとめる個人所得税見直しの大枠が固まった、と言うものでサラリーマンの給与所得控除を圧縮し、実質増税するのだと言う。正に現在の「政治の方向」そのものである。


自分は税の専門家でもないし、勉強も不十分なのだが、近年の税制改正で税制を最も悪くしたのは竹下税制改正だった、と思っている。消費税導入の目的のために税の原則を崩してしまった。「打ち出の小槌」を手にすればすべて良しとした事が歪みを放置し、問題を先送りさせてしまったように思う。


(写真は日比谷公園のバラ)