バブルの時代

okamakoto2005-06-17



1980年代後半の日本の異常な経済・社会現象「バブル」が、どのようなものだったかを振り返ってみたい。先ず株価の推移である。


(6月4日掲載グラフ)左側上から2番目の紫の実線が日経株価の推移(年間平均概数を線で結んだもの)であるが、それまでの83年までは日経平均が未だ精々で8−9,000円台がピークで推移していた。


それが80年代後半に如何に異状な状態で推移したかを各年度の平均株価数字で見ると、84年に1万円台、85年には1万2千円台、86年に1万8千円台、更に87年には2万円台、88年末には2万8千円台、そして89年12月29日には遂に史上最高値である3万8915円を記録するに及んで、日本中が空前の「株式ブーム」に沸いていた。