超低金利政策の副産物


「ドル暴落」は何としても避けたい日本の本音の部分を逆にアメリカ政策当局にも読み取られ、利用されて、日本はこの後どんどん「ドルの奴隷」となっていく。


日本の2.5%の異常な超低金利政策は実に、この後89年5月までの2年3ヶ月にわたって続けらるのである。


この長期にわたる日本の超低金利政策と、円高阻止の為の「ドル買い、円売り」がこの後の日本の過剰な通貨供給を生じさせて空前のバブル経済を引き起こす事となる。



(写真は東京霞ヶ関東京高等裁判所