2005-06-16から1日間の記事一覧

超低金利政策の副産物

「ドル暴落」は何としても避けたい日本の本音の部分を逆にアメリカ政策当局にも読み取られ、利用されて、日本はこの後どんどん「ドルの奴隷」となっていく。 日本の2.5%の異常な超低金利政策は実に、この後89年5月までの2年3ヶ月にわたって続けらるのである…

「日米運命共同体」

日本の生保等の機関投資家、証券会社、銀行等がアメリカから一斉に資金を引き揚げないで、対米協力体制をとったのは、大蔵省の強力な行政指導で、日本独特の「護送船団方式」が威力を発揮したからに他ならない。 具体的には、アメリカ国債の入札時期が近づく…

日米協調利下げ

85年のプラザ合意の後、ドル資産がほぼ半減したのだが、これに懲りてジャパンマネーは、もうアメリカから引き揚げて良さそうなものだがそうはならなかった、日本がアメリカを先導する形で、思い切った金利の引き下げをしたからである。 公定歩合はアメリカが…