金融機関の破綻
金融機関の破綻も相次いで明らかになる、95年のコスモ信金.兵庫信金・木津信金の破綻に始まり、続く住専問題では財政支出の6850億円の予算支出をめぐり農協の経営問題とも絡み「住専国会」と言われる大問題となった。
更に97年には日産生命、山一証券、北海道拓殖銀行と続き、98年には長銀・日債銀が相次いで破綻した。
北拓の破綻は現在の北海道経済の不振に連なり、長銀は税金で4.5兆円も投入されて、たった十億円でアメリカ資本に買い取られ、投資先は何千億も儲けたのだと言う(詳細は後日に譲りたい)。
生保・損保等の機関投資家がアメリカ向けに投資していた「為替差損」は各社の経営を大きく毀損して、生保・損保業界はその後統廃合を繰り返しつつ、今日に至っている。