置き去りになった「弱者対策」


後を継いだ民主党クリントンが、貧困層・中所得者向けの公的「医療保険制度」導入を図ったが、議会の支持も得られないまま結局は断念せざるを得なかった。


これは政治に金が掛るようになり、民主党といえども企業支援を無視できず、「企業寄り政策」に修正せざるを得なかったからである。


アメリカは「自由」を至上の価値としている反面,企業の力が強まるにつれて個人個人の自由は狭まってしまった。