2005-07-18から1日間の記事一覧

資本の論理

せいぜいが人々の目の前におびただしい数の商品の山から自分の欲するものを選ぶ程度の自由しか手にする事が出来なくなったのである。 規制撤廃・民営化の流れは結果的には資本の論理が独走し、大企業・大資本及びそれを基盤にする共和党を利する事となった。…

置き去りになった「弱者対策」

後を継いだ民主党クリントンが、貧困層・中所得者向けの公的「医療保険制度」導入を図ったが、議会の支持も得られないまま結局は断念せざるを得なかった。 これは政治に金が掛るようになり、民主党といえども企業支援を無視できず、「企業寄り政策」に修正せ…

市場迎合主義

市場迎合主義(マーケット・ポピュリズム)は国民全体からも魅力的とうつる。 一般的に貧者にも弱者にも「機会が均等」に与えられる、と受け止められがちだからである。 「市場の矯正能力」を信奉するこのような思想は,一面もっともらしく聞こえるが,これは結…

市場主義

特にネオコンはレーガン政権下で「自由のない共産主義国家」との対比で,その差異を際立たせ「自由社会の優位性」として理屈付け、規制緩和策を推進させる中心勢力となった。 それは「市場は、社会・経済システムを維持する上で素晴らしい自己調整メカニズム…

「民営化」への流れ

1970年代,イギリスではサッチャーさんが,アメリカではレーガン大統領が「規制緩和」「民営化」で経済の活性化で一定の効果をあげた。(日本では中曽根さんが国鉄民営化で名を馳せた) 元々アメリカには「自由」への信仰にも似た確信があり,「自由への戦い」と…