巨大化への手法「M&A」


「企業」が「企業」を飲み込んで「より大きな企業」へ,の流れがアメリカから始まり,これも国境を越えて世界的規模で広がりを見せている。


最近の新聞報道では今年4月から6月の3ヶ月間だけでも世界の大型M&Aは,件数で6738件,金額で80兆円に上るという。(日経新聞7月11日記事)


業種は金融・石油・メディア・大型食料品等,買収企業・被買収企業共にアメリカ・日本・ドイツ・イタリア・更に最近の傾向として中国が買収側で名乗りをあげて来ている。


この記事から類推すると,年間の会社の売り・買いは,3万件に近く,優に300兆円を越えるものだろう。
手塩にかけた会社が,このように簡単に売買の対象になる時代とは何なのだろうか。