「未来志向」で「有終の美」を


仮にこのような手法で勝利を手にされても小泉さんは、世間からは決して「真の勝利者」とは認められないと思う。


又、小泉さんは、目的達成の為には「死んでも良い」と仰ったと伝えられる。その「志や良し」、然しその志とは、それはあくまで「公の為」であるべきで、いささかも「私」においてではいけないものだろう。


政治は「私」すべきものでは決してないし、まして歴史の局面では公明さと正義が最大の要素であろう、と思う。


このまま選挙に臨めば、何れ、必ずやこの反動は小泉さん、あなた自身に返って来るものと思う。


小泉さんも、折角「未来志向」と仰っているのだから、この際私情を捨て、「有終の美」を飾られる事をこそ、むしろ小泉さんのために切望するものだ。



(写真は皇居・大手門)