機械力の工事現場


かっては建築現場といえば、作業員の溜まり場も作られ、毎日数十人の工事作業員が出入りして一大作業場となっていた。


処が、今は大型クレーンと、カマキリの化け物のような工事車両が3−4台入って、既設の建築物の取り壊しから、基礎打ち、更には鉄骨組み立て、高層建物の内外装取り付けと、見る見るうちに工事が進行する。


その間大型機械類を、さも人間の手足のように、自由自在に操作するオペレーターと、工事車両や通行人を誘導する何人かの人を除けば現場の作業員は殆ど数えるほどしか目に入らない。


先ず、その建築現場の激変振りに驚かされている。それらを飽く事もなく見とれていると、思わず過去の思い出と共に、色々な事を考えさせられている。