「信長」を信奉する小泉さん

okamakoto2005-09-09



小泉さんは、郵政民営化法案で反対派との軋轢が激化する中で、次第に闘志を燃やし始め、その頃からしきりに戦国の武将「織田信長の偉業」を口にするようになった、と言う。


元々歴史小説が好きで、宴会でも興が乗れば関が原の合戦や武将の人間模様など戦国の歴史をとうとうと語る「信長の信奉者」だそうだ。


最近では明智光秀による本能寺の変の真相に関する歴史ミステリー小説の書評を新聞で見て、早速秘書官に買いに行かせて熟読したばかりか、周りに盛んに読むように勧めた。


「信長の波乱の生涯の中で、俺が一番好きなのは、比叡山の焼き討ちだ。反対の大合唱の中で、それを物ともせずに焼き討ちを敢行し、一人孤独の中で抵抗勢力の一大拠点を殲滅した。」


「そうでなければ天下統一への道は開けなかった。リーダーと言うものはそういうものだよ。」


比叡山焼き討ちー信長が1571年に行った延暦寺の僧兵等3000人余りの掃討作戦だが、「せめて高僧や子供の命は助けてほしい」との嘆願を撥ね付け、信長は「皆殺しを命じ、実行させた。


反小泉勢力からいくら「暴挙」「冷酷」「無慈悲」などと罵られようが、それを厭わずに法案反対議員への「非公認」「刺客送り」の報復措置を実行し、総選挙の日程を9月11日に設定した小泉の脳裏に、比叡山焼き討ちがあったのは間違いない。


以上は、月刊現代10月号で、政治ジャーナリスト風間 信氏が「小泉純一郎が信長になった日」でお書きになった文章をそのまま引用させて頂いたものだ。
尚、著者の風間氏によれば、比叡山の焼き討ちは「9月12日」だったそうである。