独裁政治の怖さ


小泉さん個人のご趣味や、歴史観・人生観については国民の誰一人、文句をつけたり、とやかく言ったりする者はいない。


ただ、時代は何世紀も以前の武力制圧による専制独裁の戦国時代とは違うのだ、現在の日本は曲がりなりにも「民主主義」を国是とし、民意を議会で集約して多数決で政策を選択しながら運営しているのだ。


総理総裁と言えども少数意見を尊重しない限り一国の民主主義的円満なる運営は不可能で、独裁専制政治手法は即ち民主主義の死を意味する。早晩機能不全となるに違いない。


まして小泉さんは国民の直接選挙によって選ばれた訳ではない、自民党の党員選挙で党首に選ばれ、連立与党で多数票を得て首相になっているに過ぎないのだ。