「小泉政治」の先にあるもの

okamakoto2005-09-17



雑誌「世界」は9月号で「小泉政権とは何だったか」を特集、その中で作家の保阪正泰氏は「新しいファシズムの先導者なのか」を寄稿されている。


今日は「受け売りの感」で心苦しいのだが、以下、保坂氏の時機を得た論文に共感を覚えつつ、同憂の思いで引用させて頂く事をお許し願いたい。


その中で小泉さんと同年代だと言う保坂氏は、小泉首相の何回かの発言を聞き、小泉政権誕生時に抱いた期待感や同年代としての安心感が失われた、と仰る。


何故なら、「この首相は戦後と言う空間にあって、あの戦争に付いての批判や疑問を殆ど学ぼうとしなかったのではないか、とも感じられる」とも。


小泉首相の発言は「人生いろいろ」発言のように、「出たとこ勝負的」対症療法的な発想に終始し、その無気力感が広く社会、政治情勢に大きな影響を与えている。と指摘される。