タクシー運転手の嘆き

okamakoto2005-09-19



先日、大き目の荷物があって、近くのターミナル駅前から久々にタクシーを利用した。客待ち空車タクシーの列が延々と続いていて、自分を乗せる車は近距離なので本当に気の毒だと思った。


夕刻なのに車待ちする客は、ほんの2―3組だけ、50−60代と思しき実に愛想の良い運転手さんに相あたった。


荷物を後ろのトランクに積むのを手伝ってくれ、行き先を告げ、少し話しながら運んでもらう事になる。


自分までに、タクシー行列で客待ちに約1時間近く順番を待ったと言う、この頃は利用者が少ないのに、その割にタクシー台数は多くなっているからだと言う。


彼の言うのでは、所属の足立区だけでも最近6社もタクシー会社が増えて、過当競争になっているのだそうだ。


規制緩和で簡単にタクシー会社が作れるので参入者が増え、その分自分たちは水揚げも少なくなり大変なのです」、「家族を養うのに精一杯です」、と笑う。


降り際に「ご出身は」と問うと東北と言う、それまで自営業だったがうまくいかないので上京して来てタクシー運転で生計を立てている、と言う。