アメリカの惨状


アメリカが共和党ブッシュ政権になって規制を撤廃したことがアメリカをどう変えたか、この日記(7月17日―24日)で記したが、軍隊や刑務所まで民営化し、巨大資本支配の殺伐とした国にしてしまった。


日本は小泉―竹中ラインで懸命に日本のアメリカ化を進めているが、「民営化」、「規制撤廃」の方向は、結局、資本力(金の力)を主人にして働く人を奴隷にするー換言すれば人間を「金の前にひれ伏させる」ー社会に一歩一歩進める方向ではあるまいか。


規制は悪ではない、一定のコントロールの利く「規制」は、強弱共存の「安定した社会」にするためには必須の制度だろう、と考えている。


(写真は鎌倉・浄智寺