二つの仏教

okamakoto2005-10-05



知人に誘われて過去2−3度ミャンマー(ビルマ)に足を運び、この国とこの国の人々と知り合う事が出来た、それ以来この国には格別の近親感と関心を持つ。


この国の国際的孤立感の現状に対する同情もあるが、基本には「仏教国」だと言う共通の心情があるように思う。


日本の仏教がインドから中国・朝鮮を経て入ってきた所謂「北伝仏教」(大乗仏教とも言う)であるのに対し、ミャンマーは直接隣国インドから伝わった「南伝仏教」(小乗仏教)である。(詳しくは9月4日に記した)。


どの宗教の場合も、教祖が開いた「哲理」は時代と共に解釈が多様化し分化し、数々の宗派も派生していくものだろう。


特に日本の場合は史実でみるに仏教伝来は5−6世紀であり、お釈迦様が悟りを得た紀元前約500年からは既に約千年近くは経ている。


その点で言えば隣国インドから地続きで伝来しているミャンマーの仏教の方が、より純粋で「原理主義的」と言えるかもしれない。