元役人の「巨億の儲け」は賞賛される


つい先日まで日本のキャリア官僚だった人が、現職時代に作った法律を利用して退官後、M&Aの手口で「巨億の富」手にした記事が紙面で躍っている。


今日の新聞記事によれば「村上ファンド」なる元高級官僚(現、買占め・総会屋)が、阪神電鉄株を約1000億円で38%買占め、「子会社の阪神球団を上場しろ」と恐喝まがいの事をしていることが報じられている。


そのこと自体は先般の「堀江モン」こと堀江貴文がフジテレビの親会社ニッポン放送株買占めで、短期間で1400億円を手にして、小泉首相から賞賛され、実質的に敵対的企業買収も「合法」のお墨付きを与えられた。


おまけにこの堀江氏は小泉首相に勧められて先回の衆議院選挙に出馬、今や「自民党アドバイザー」とか、濡れ手で巨億のカネを手にする事は正に「正義」になる時代である。