「勝てば」官軍


郵政法案も、過般の国会で、参議院で否決されたものの、総選挙結果を受けて、自民党の反対議員も次々に「賛成」に転向して、今国会成立は確実視されている。


「郵政法案」だけではない、憲法改正のための具体的手続を決める「国民投票法案」も「憲法調査特別委員会」で審議される事がすんなりと決まった。


更に恐ろしいのは、犯罪行為を話合っただけで罰せられる「共謀罪法案」と呼ばれる「組織的犯罪処罰法」もである。


先の国会でも「適用される犯罪が多岐に亘る」として廃案となった問題法案であるが、「総選挙大勝」の結果を受け、早速再度国会提出と聞く。


小泉自民党は、選挙大勝の勢いに乗りこの際「一気呵成に進めてしまう」の雰囲気になっているのだ。


小泉政治は、正に「行け行けドンドン」なのである。戦前の「翼賛政治」もそうであった。あれから、たかだか60−70年しか経っていない。



(写真は東京・巣鴨の「とげ抜き地蔵」正面風景)