「弱みを握る」政治


中学2年といえば十分に分別もつくはず、親の職業を間違えて言うわけはないではないか、意図的としか考えられない。


内閣府には警察庁から秘書官が出向していて全国の主要な情報は細大漏らさず日々首相に届く仕組みになっている、と聞く。


勿論反対党のそれも党首の過去・現在の身辺はとっくに洗われているに違いない、新聞発表になったニュースや、親の官位等はそれこそ「朝飯前」のことだ。


だから前原氏の奥さんが「創価短大卒業」で、少なくとも元「創価学会員」であった事も、「与党公明党」に確かめるまでもなく事前に掌握されていたと思う。


率直言って、「前原氏のウソと身辺」を知り、小泉さんは「しめた」と思ったに違いない、相手の弱みを握って政治全般を牛耳れるからだ。まして手の内に出来るのは最大野党の党首そのものである。


前原氏の「憲法改正」発言、「政府・与党と対応した政策政党」、「話のわかる野党」への「脱皮路線」と、これらと彼の「ウソ」とどこでどう繋がっているのかは判らない。


然し、国が今存亡の危機にあり、日本民族が有史以来の曲がり角―重大局面にあるときに、このような疑念を少しでももたれる状況と言うのは、本人よりもむしろ、国の前途を案じる我々一人一人にとって「実に不幸な事」ではあるまいか。




(写真は東京・巣鴨「とげ抜き地蔵」門前風景)