「企業」が売買される時代

okamakoto2005-10-16



会社が簡単に買ったり買われたりするようになった、あたかもデパートやスーパーで品物を買うように。


大手のテレビ局が新興の若者の会社に相次いで買収の標的になっている。TBSが「楽天」三木谷氏から「企業統合」の申し入れを受けた、と言う。


若者が880億円分もの「大手テレビ局TBS」の株式を手に入れて、「自分の言い分を聞かないなら、この後も買い進んで自分のものにしてしまうぞ」、と脅しているわけだ。


勿論、これ以上の株を市場で買い進むには、更に何千億かの金を注ぎ込まなければならないのだが、その目安もあるからであろう。


会社の発行株数の半分以上を買い占めたら、その会社は買った人の意思で動くようになる、実質的にその人の手中に落ちた事になる。


長年営々として従業員と共に築き上げた「会社」と言う「企業文化」も、このように「金」次第で「売り買い」することが当たり前の時代になったのである。