ある百貨店の事例

okamakoto2005-10-20



会社の場合はトップ選任の失敗はその会社の「内紛」によって潜在化し、「業績悪化」によって「顕在化」する(表に出る)のが一般的である。


会社後継者の選任を誤ったばかりに、隆々と栄えていた企業業績が低下し、倒産に追い込まれる事例は、それこそ今も昔も枚挙に暇がないのではあるまいか。


「組織の長」にとって最大の仕事は次期後継者の選任だと言われる、ここに上げる「三越事件」の事例も、元を正すと「後継者指名の失敗」のケースである。


三越」は今を遡る事330年も前の江戸時代に、三井グループの源流企業「越前屋」としてスタートした日本最古の「名門中の名門」デパートである。