「一将功なり、万骨枯る」

okamakoto2005-10-30



近代兵器を相手に肉弾と精神力で向って行った日本軍に、隊長以下一般将兵に約2万人近い死傷者、行方不明者も約1千人を出した「ノモンハン事件」。


然し、停戦調印後も「戦争は意志の強い方が勝つ」「今度こそ挽回するのだ」と叫ぶ辻政信参謀に、現地関東軍司令部は真剣に次の戦闘を企図していた、と言う。


このような辻政信に代表される「エリート」によって日本は欧米列強を相手に「太平洋戦争」を挑んだのだ、これは「ノモンハン事件」から僅か2年半の後である。


ノモンハン事件ソ連軍の総指揮をとったジュ―コフは、スターリンに日本軍について聞かれた際に「日本軍の下士官兵は頑強で勇敢であり、青年将校は狂信的頑強さで戦うが、高級将校は無能である」と答えた、と言う。