戦後最長「佐藤栄作内閣」

okamakoto2005-11-09



岸信介内閣の3年5ヶ月」と実弟佐藤栄作内閣の7年8ヶ月」を併せると、この二人の兄弟で実に11年に亘って最高権力者として君臨し国政を牛耳った事になる。


途中に池田内閣の4年間を挟んでいるが、佐藤内閣は単独でも首相として戦後最長記録を達成し、最後には政治家としては異例の「ノーベル平和賞」受賞に浴している。


ノーベル賞」が、どのような規準で受賞者が決まるかには以前から(自薦他薦・金の力等)諸説はあるのだが、世界的に最も権威のある「ノーベル賞」が、「佐藤受賞」以降、相当「権威を墜した」のも事実だろう。


と言うのは、沖縄返還は、歴史上「戦勝国が敗戦国に一旦占領した領土を返還した稀有の事例」として評価されたよだが、「佐藤栄作氏の政治歴」や、「沖縄返還」の「対米代償」等については種々の疑念があるのも周知の事実だからだ。


実際に、鉄道省の先輩からも佐藤栄作氏は「小利口に立ち回り、早く出世したい一心で動く、気の小さい男」と評されていたように、とても「ノーベル賞」に値する大政治家とは思えない。