敗戦革命

okamakoto2005-11-11



一国の「権力の移動・交代」を「革命」だとするならば、太平洋戦争での日本の無条件降伏、敗戦,米軍の占領統治は正に「昭和革命」そのものであった。


「昭和革命」では、当初、連合国側は戦後処理策として、天皇をも「戦犯」として拘束し、戦争責任を厳しく追及する構えだった。


然し、日本国民が激しく抵抗する事が予想され、その鎮圧の為には「更に100万人の兵員・文官の増派必要」との駐日グルー大使の意見を入れ、急遽「天皇を政治的に利用する方針」に変更した。(中村政則著「戦後史と象徴天皇」他)


8月30日、連合国最高司令官マッカーサー厚木に降り立ち、天皇に代わって日本の最高権力者に就いた瞬間だった。早速、マッカーサーからは相次いで日本民主化に向けての指令が出された。