主婦まで「バクチ」に誘い込む


悪い時代で、政府自らが「ゼロ金利政策」をとり、「証券大衆化時代」とか云って、マスコミも囃し立てて国民を「バクチ世界」に誘い込む。


ITの利便性と相俟って「あの人もやっている」のなら「自分も」となるのではあるまいか、その事が最近の「インターネット取引急増」の背景だとしたら実に罪作りな風潮だろうと思う。


バクチの世界は「人間欲望」の世界で、なまじ多少儲けたら儲けたで「のめり込む」し、損をしたら損をしたで、思い切る事が出来ずに「取り返そう」とする「はまり込む」世界なのだ。


だから、バクチの世界は「鉄火場」とも言う、「海千山千」のプロ集団がウラで操作していて大衆を誘い込んで値を上げたところで「投げ」を打って来る。


大衆を誘い込み、「値を上げ」たところで売り逃げ、「下げた」ところで「買いを入れる」、このような手合いが証券会社始め海千山千の外資系が手を拱いている。


最近は原油値上げで潤っている「中東のオイルダラー」も入り込んでいると言われ、大金が「儲けのカモを求め」世界各国を移動させているとも聞く。


所詮バクチは「プロの世界」である、「素人はカモにされ火傷をする」はまり込み易く「足の抜けない」全く厄介な世界である。


(写真は初冬の日比谷公園