「ハンブルク」での「賭博場」体験

okamakoto2005-12-10



最初の洋行は、今から四半世紀前の1980年6月の「北欧・ヨーロッパ視察団」の一員としての2週間であった。


団員30数人で数カ国を廻った折の事である、確かドイツ・ハンブルクで、数人で初めて「賭博場」で「バクチ体験」をした。


それまでは「バクチ場」と言うと(今の日本でもそうだろうが)暗くじめじめした印象でしかなかった。


然し、実際「カジノ」へ行って見て驚いた、第一、「背広にネクタイ」で紳士として正装していないと入会も出来ないし入場も出来ない。


受付で、予めパスポートで国籍・住所・氏名を明記し、サインして会員として入会を許可される、許可されないと賭けの場に入れてもくれない。


服装も悪く風采も上がらぬ人間、例えば「ヤクザ」とか「マフィア」とか、疑惑を持たれたら「アウト」である、受付段階で「丁重」に入場を断られるらしい。


さて、賭け場の場内はさしずめ中世の宮廷内部のように、シャンデリアがきらめき広々として、床の絨毯も深々として落ち着いていて豪華そのものといった感じである。


場内は万事、何人かのフロックコート紳士風の男性で、案内からゲームの進行まで万事が慇懃(いんぎん)無礼に進められている。


彼等「黒紳士」に従うのがゲーム場の「ルールでエチケット」、ゲームのルール等は今も詳しくはないのだが、幾つかのゲーム場に分かれていて、見物していても良い。


自分達は先ず「ルーレット」の方で見物していて、その内に僅かのコインを買って参加してみる事となった。