「善人」・「バクチ」・「地獄」

okamakoto2005-12-11



海外投資部門で「会社の金17億円を着服」したとして、最近「業務上横領罪」で逮捕されたカシオ計算機資金部次長は、逮捕時、哀れにも「日雇い労働者」になっていたと云う。


又、大手銀行の元女子行員が預金者の金から「10億円を横領」した夫婦の場合、横領した金のうち、2億5千万は「競馬」で損した夫に頼まれ流用したものだと言う。


彼等に共通するのは元々が善良なサラリーマンだった筈で、カシオ社員にしろ、三菱グループ夫婦にしても、そんな大それた事をする人ではなかったに違いない。


何らかの弾みで「バクチ世界」にのめり込み、当初はほんの僅かの金を流用したのが、あっという間に膨らんで、最後は一発勝負で「競馬」で穴埋めを試みて、身を「地獄」に陥れる結果となったのではあるまいか。