「信用取引」の怖さ


もう一つインターネット取引の怖さは「のめり込み」ではあるまいか、昨日も記した事だが一旦相場取引で「損」を出すと人間と言うのは大なり小なり「逆上」して、「何とか取り返そう」と焦る。


その場合に「信用取引」で「一挙挽回」を図りがちだ、「持ちがね」を「証拠金」として「3倍」の取引で、尚且つ「決済猶予期間」は6ヶ月もあるのだから、これで取り返そうとする。


「バクチ場」は「海千山千」の「ハゲタカ群」が牙を剥いて待ち受けている、インターネット時代となり、彼等に躍らされる日本人は格好の「美味しいエサ」に見えるに違いない。


これら「先物」と言われる取引手法は、狡知に長け、抜け目のない「アングロサクソン世界」で発明され、研ぎ澄まされた手法で、永年「情・和・仁」を旨として来た日本民族には「なじまない」「異質な有毒物」だと感じている。


最近の日本は、政治を先頭にすっかり「アメリカナイズ」されて、人為的「低金利・無利子政策」で、「高齢者・主婦」がターゲットとなり未曾有の「株高」が演出されている。


このような異常事態はとても長続きするとは思えない、大方が「すってんてん」(なら未だ良い)、首が廻らなくなる前に「ブーム」は終わるに違いない。


(写真は初冬の東京・日比谷ビル街の紅葉)