「若者の事件」に思う


さて、近年の社会的問題の中でも、非行少年問題、青少年犯罪の多発等、次代を託すべき若い子供達の事件の問題が、ほぼ連日のように報じられる。、


これらは少年個人の問題と云うよりも、むしろ育つ夫々の家庭環境、特に両親の影響が大きいように思えてならない。


加えて、学校教師や交友関係等、成長期の個々人の外的環境要因に起因する事も大きいのだろうが、その事については次回に譲る。


然し、それら総てを越えて、何と言っても(先回記した)時代背景、特に道義の基本であるべき「立法府」政治の姿勢と影響力が実に大きいように思えてならない。


「他国に隷属する事を善し」とする政治姿勢、その下で懸命にこの国をアメリカ化させようと努める大臣、このような時代には道義の退廃現象が起き、その影響は現在のみでなく後世に及ぶものだ。


「金持ち優遇政策」で、弱者にむごい「格差拡大社会」、その中で人生経験未熟な30代青年をして「お金で買えないものはない」と言わしめた。(野党党首にも過去を偽って恥じない人もいる)


このような政治の末期的現象が「拝金主義」を生み、「マネーゲーム賛美社会」を助長して「ライブドア事件」も起きた。今朝の新聞一面トップには「堀江社長逮捕」の活字が大きく躍っている。