日本の縮図「六本木周辺」


尚、今日午後、久々に東京・港区・六本木に足を運び、上記の写真を撮って来た。このビル街には「ライブドア」や「楽天」「村上ファンド」等「IT関係企業」が入居している。最高層森タワーは都内建築物では最も高く54階もある。


周知のように、事業主体は「森ビル」、小渕内閣竹中平蔵主導)で「経済戦略会議」開催の際、森稔社長が10人の委員の一人に選ばれ、大規模開発・都市不動産事業で大幅な規制緩和と税の減免を提唱、実現している。


その「成果の象徴」の一つがこのビルであり、正に「勝組み」の象徴なのである、然し、この付近は一歩脇道に入ると、元々が商人と町民が共存していた低層地域であり、実に違和感さえ覚える。


裏道には狭くて旧い商店・民家が密集・混在し、お寺や墓地も点在していて、正にヨーロッパの整然とした街並みと対照的に、日本の「政策の歪み」と、「強」と「弱」のコントラストを見る思いがする。


(写真は堀江氏逮捕でゆれる今日の「六本木ヒルズ」)