新会社設立

okamakoto2006-03-08



会社設立総会は昭和46年9月1日、歌舞伎座近くのレストラン2階が会場だった、「D社」社名はK先生に命名して頂いたものである。


当日、そのレストランでは広い一角を仕切ってテーブル真中には生け花まで添えて、豪華な雰囲気を出してくれていた。


出席はK先生、S社から部長、支社のI氏、それに北陸から遠路足を運んでくれた近隣の社長Hさん、義弟Yさんが顔を揃え、手前では自分とMさん、それにMさんの紹介で入社のN君が並んだ。


創立総会では、自分が議長に指名され、会社創立の経緯・今後の事業計画としてK市は契約内定ずみで、順次全国展開である旨を述べた。


役員選出では既定の事のように自分が代表に推され、S社のIさん、Mさんが取締役に就く事となった。


総会後の懇親会での話題は自然とK先生を中心に、郷里の話で盛り上がり、先生のお人柄もあって軽妙な話題展開で、実に華やいだ雰囲気の中で新会社はスタートしたのである。


今回新たに入社したN君は、常勤できないMさんの身代わりの立場もあった。
N君は、北越地方で役場勤めをしていたのだが勉学の念断ち難く上京中であり、Mさんは叔父に当る、真面目な青年だった。


公証役場での認証や登記所での手続等、会社設立の手続は自分とN君で進めた、それらは創業会社で手馴れていた事もあって順調に進んだ。