アルミの優位性

okamakoto2006-03-24



都の発注のバス停上屋は、都内交通局営業所前に設置されたものである、その時は知り得なかったが、都内での上屋設置は、同時期に4社4事例の設置だったと言う。


それは主材が「布製テント」、「スレート」のもの、「塩ビ」の屋根、それに当社「カラーアルミシエルター(CAS)」であった。一種の「製品コンペ」だったのだ。


当時、先の運輸政策審議会答申を受けて道路管理者等が参集して、新たに道路上の「バス停留所設置基準」を成案する審議をしていて、将来的に「道路上の建築物」として何が最適なのかを、比較検分していたらしい。


それまで「道路上の建築物」は法制上「交番」を除き原則不許可になっていた。運政審答申を受けて「基準」作りの作業を進めていたのだ。


道路には、国道・都道府県道・市町村道・私道があるが、都の場合、首都整備局・建設局・道路局・警視庁の、通常「四者会議」で審議される、勿論、国の行政とも連携されているのだろう。


そこでは道路幅員、歩道幅、交差点からの距離、勿論、上屋の高さ、構造上の要件等も検討され、その後「建設省令」でその際の審議結果が「設置基準」となっている。


審議の中で「構造上の材質」として「不燃材」が要件の一つとして明記された、勿論アルミは不燃材であり、このコンペに於いて「CAS」の優位性が不動のものとなったのだ。


当時はそのことを知る由もなかったのだが、当社の設置工事が進むに従い、バス停のイメージが確立して行った事も間違いない、その事はその後の商品展開に大きく影響したように思う。