―「公共交通重視へ政策転換を」―提言(平成2年)

okamakoto2006-03-30


警察庁が違法駐車や青空車庫車を追放するため、道路交通法などの改正を提案するなど増加する車対策に懸命だ、早速建設省でも都市部での駐車場大量確保に動き出している。然し、私はこうした「後追い的方向」に基本的な疑問を感ずる。


確かに、年々深刻化する道路渋滞や違法駐車は放置できる状況にはない、今や日常化している社会的・経済的損失も大きいし、万一震災等が惹起した際の混乱と悲惨さは想像を絶するものさえある。


イカーは10年間に53%も急増し、保有車両数は、平成2年時点で5800万台に達している、(その後15年経った平成17年現在の車両保有台数は7900万台と、36%増である)。